強い海への探究心を持つ小学校4年生から中学校3年生までの子どもたち「海のキッズサポーター」。
今回は、静岡県・静岡市に暮らす小学6年生のあおくんをご紹介します。
昨年の「キッズサマースクール~カツオ博士になろう!~」の参加をきっかけに、
海の美しさ、そして魚に興味を持ち、個性や色、見た目などで魅了されていきました。
キッズサマースクールではカツオの生態を学ぶとともに、
海が抱える深刻な海洋ごみ問題のことも学びました。
今では大好きな魚たちのことを守るために、お友達にも海の現状を伝える活動を意欲的に行っています。
【今までの活動】
昨年はお母さんからの紹介で面白そうだと興味をもってくれて
<「キッズサマースクール~カツオ博士になろう!~」>に参加してくれました。
カツオの生態や流通、さらにはごみなどの海に関しての問題についても学習できるプログラムで、
鰹節工場での鰹節の有無を確認する出汁の飲み比べは、
鰹節有りの出汁のおいしさにとてもびっくりしたようでした。
【鰹節工場での学習の様子】
またバリ勝男くんのオリジナルパッケージを
班のみんなと作ったことが楽しかった思い出に残っているようでした。
本イベントに参加したことでご自宅から徒歩5分の海に関しても、
日常風景から興味の対象へと変化していきました。
2021年度は「キッズサマースクール~マグロ探求隊~」に参加し駿河湾とマグロについて学習し、
年末にはうなぎ探求隊との合同発表会にも参加。
今回はあおくんの学びの奮闘に密着です!
商品の流通学習 大好きなマグロの解体ショー おいしいマグロの見分け方
【2021年の学び!】
キッズサマースクール当日、昨年はお母さんより小さかった身長も、
同じくらいに成長した姿で登場したあおくんは受付を通過。
今回のイベントは
「前回がとても楽しかったから参加しました。それに、僕が一番大好きな魚、“マグロ”について、
今まで知らなかった面を学びたい!」と意気込み。事務局もプレッシャー!?
いやいや、今回もとっても自信作です!!
洞江水産さんから<マグロの生態を学び>、
清水魚市場河岸の市では<流通の流れや競りの体験をしておいしいマグロの見分け方も学びました>。
加工部門では地元の企業はごろもフーズさんから<食品ロスなく作られていることを学習>し、
地元の多くの人たちの苦労や手間を経て、自分たちの食卓に並ぶことを理解しました。
また近畿大学からは<日本が全国に誇る養殖技術を学び>、研究に費やした期間にとっても驚いたようです。
カリキュラムの後半では合同発表会の準備!
「マグロのグルメのことやマグロの美味しさは
沢山の人の努力のおかげであるということを伝えたいと思いました。」
と班のメンバーと共に台本や資料を作りました。
発表会の模様は後日YouTubeにアップされますので、ご期待ください!
【学校の帰り道は素敵な教室】
2年連続でキッズサマースクールに参加して、さらに海が大好きになったあおくん。
大好きな海や魚の学習をして思ったことは、海の危機の深刻さ!
きれいな海を守るために学校の帰り道や遊んでいる時には
お友達と海ごみ問題についてもお話するようで、お魚も海のごみを食べてしまっている可能性があることや、
海を守るためにはどんなことができるのかも話し合ったりしているようです。
今後もお友達に海の現状や問題について伝えていきたいと意気込むあおくん!
「身近にいつも当たり前にある海についても、このままでは美しい海を守れない、
海に生きる生物を守れないということを感じるようになったようです。
また、普段美味しく食べている魚が、どのように自分たちの食卓にあがるのか、
その過程に多くの人が関わり、たくさんの工夫がされていることを、
家族にも色々と教えてくれるようになりました。」とお母さんもうれしそう!
海と日本プロジェクトin静岡県では引き続き彼の活動の応援をしていきたいと思います!
海のキッズサポーター
ニックネーム:あおくん