「海を綺麗にしたい」という強い想いから、会社を設立した
マリンスイーパー代表 土井 佑太さん。
ダイビングで水中清掃を行い、釣り人の根掛かりによって水中に残された釣り具を回収、
ルアー等のリメイク、リユースとして販売しています。
そこで出た収益でまた水中清掃活動を行い。
回収したルアー等の釣り具は、2年間で2万個以上にのぼるそうです。
◆始めたキッカケは?
元々釣り人でありダイバーでもある土井さん、
「一番のキッカケは、海が大好きだから、海を綺麗にしたい」という思いから。
高価なルアーが海の中にたくさん落ちているのを見て、
『拾ってみようかな』という思いつきでルアーの回収を始めました。
社会人になってビジネスの知識を身に付け始めると、
『自分の活動をビジネスモデルとして構築できないか』と考え始めたことが
始めたきっかけだそうです。
◆現在の活動
現在は、複数の企業を巻き込んで活動を展開中、
業界をあげて協力していかなければ釣り場環境は守れないと考える土井さん。
また、焼津中央高校の生徒と共同で行っているビーチクリーン&水中清掃のイベントです。
生徒がビーチクリーンを行っている間に土井さんが海に潜って水中清掃を実施し
回収物の利活用を一緒に行うというもので、高校生達のSDGs学習の一環ともなっています。
生徒がSDGsを学ぶだけでなく、
課題解決に向けて自分達に何が出来るのかを考え、実践する良い機会にもなっているそうです。
◆今後の夢
釣り人もダイバーも『海が好き』という気持ちは同じ。
これからは海のごみ回収活動が出来る人1人でも多くしていきたいです。
『釣り人は遊びながら海を綺麗にしてくれる』、そう思われる社会が理想です。