こんにちは。海と日本プロジェクトin静岡県、事務局の佐藤です。今回も、前回に引き続き「シーバードデイ2017 in Shizuoka」の報告です。
水辺での安全を学んだあとに行われたのは、マダイの稚魚の放流です。
この日のために用意したマダイの稚魚が入ったバケツを持って、みんなで海辺へ。
波が打ち寄せられ、引いていくタイミングで、一斉に放流しました!
もちろん、ただ放流しただけではありません。マダイについて、いろいろなことを教わっていましたよ。
マダイは非常にデリケートで、水温の変化に弱く、汚れた海では生きていけないそうです。今回のように放流しても生き残れるのは数千~数万匹に1匹。食卓に並ぶ魚は過酷な環境を生き延びたものであると知るだけで、大切に食べなければならないという意識が生まれますよね。
ちなみに、前回のレポートの最後に「マダイの天然もの・養殖ものの見分け方、ご存知ですか?」と書かせてもらいましたが、その答えとなる知識を教えてくれました。
マダイは、鼻の穴の数で天然か養殖かわかるそうですよ。天然は4つ(左右2個ずつ)、養殖は2つ(左右1個ずつ)とのこと。これは、子ども達よりも保護者の皆さんが驚いていました。
本来ならば、水上バイクの体験乗船も予定に入っていましたが、この日は台風5号の影響があって、乗ることはできませんでした(陸上に停めてあるものには乗ることができましたが……)。
これも、“水辺での安全”という意味で、重要な学びになったのではないでしょうか。