こんにちは。海と日本プロジェクトin静岡県 推進リーダーのかほです!
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キッズサマースクール2022~第2弾 沼津戸田・深海魚探求隊~ vol.1
キッズサマースクール2022~第2弾 沼津戸田・深海魚探求隊~ vol.2
今日は、『キッズサマースクール2022 第2弾 沼津戸田・深海魚探求隊』のリポート、第3弾です。
駿河湾深海生物館で深海魚について調査した後は、
戸田地区センターで深海魚についてさらに深掘りしていきます!
講師を務めてくださったのは、テレビ静岡番組ディレクターの齊藤嘉一さんです!
みなさんはテレビ静岡の番組、「深海WANTED」を見たことがありますか?
この番組は深海魚をテーマに様々な調査をしていく番組ですが、
講師の齊藤さんはこの番組を制作していて、深海に潜った経験もあるそう!!
そんな方から実際に体験したお話を聞くことができるなんて大変貴重ですよね!
そもそも深海とは水深200m以上の海のことをいいます。
これは海の外の光が届いて、植物プランクトンが生息できる限界の深さに基づいています。
そんな深海では、水圧が強くかかっていて水温もなんと2°Cほど!
そういった過酷な状況で生きていくために、深海魚はそれぞれ独自の進化をしているそう。
その中でも駿河湾の大発見で「深海WANTED」でも特集されたのがヨコヅナイワシ!
これは体長1.4mにもなる大きな深海魚で、まだ世界で駿河湾でしか発見されていない新種の深海魚なんです!!
ヨコヅナイワシはその大きさだけでなく、色にもある特徴があります!
深海魚の多くは身を守るため、他の魚の目に認識されにくい黒色や赤色の体をしています。
しかしヨコヅナイワシは、見た人によって黒色に見えたり青色に見えたりしたそう。
これはヨコヅナイワシのウロコが青色で、
その周りが黒い粘液で覆われていることで、そのように見えたのではないかと考えられました。
深海に住んでいるのに青色のウロコを持っているのは大変珍しいそうです!
また、これまでメスしか見つかっていないことや、
産卵の場所がわかっていないことなど、
ヨコヅナイワシはまだまだ謎の多い未知の深海魚として研究が進められています!
ヨコヅナイワシのように、
駿河湾には1mを超える大きな深海魚が数多く生息していることから、
駿河湾にはたくさんの栄養があるのではないかと考えられています!
深海にはまだわかっていないことがいっぱいで、とても不思議な世界ですよね。
子どもたちも興味津々でたくさん質問をしていました!
お話を聞いて、深海魚についてもっともっと知りたいと思ってくれたようです!
深海魚について知識を深めた後は、実際に深海魚に触る体験をしてきました!
次回はその様子についてお届けします!