こんにちは。
海と日本プロジェクトin静岡県推進リーダーの橋本亜美です。
11月7日に同じく海と日本プロジェクトin静岡県推進リーダーの河村夏葵ちゃんと
「ミズウオの解剖教室」に参加してきましたのでみなさんにご報告です。
場所は東海大学海洋科学博物館!
駿河湾の深海生物や、ニモで有名なくまのみの水槽もあって大人気の水族館です。
講師は東海大学海洋学部博物館学芸員の伊藤芳英先生です。
まずは
【講義の時間】
日本は人口減少が問題になっているけど
世界的にみると増えているんだって!
現在約78億人に世界人口が50年後には100億人を超えるという話も!?
人が増えると
食べ物の問題、水の問題、エネルギーの問題などたくさんの不安が出てきちゃうんだって。
そして一番の問題が「ごみの問題」。
浜に流れ着く漂着物ではこの写真のような人が作り出したものがとっても多い。
悲しいね・・・。
そのごみは砂浜だけではなく、
海の中、そして海の底にもたくさん落ちているんだって。
静岡県が面している駿河湾は日本で一番深いんだけど、
その深海にもたくさんのごみがあるみたい。
そこで東海大学の先生たちが始めたのがミズウオというお魚の研究。
ミズウオは深海にすむ生物で、こんなに立派な歯があるのに餌を丸飲みにしちゃうんだって。
丸飲みにしちゃうから胃袋の中には食べたものがそのまま入っているの。
そこで今回の醍醐味である解剖をしてみましたよ!
すると、こんなお魚が、、、
イワシにフグに、タチウオの赤ちゃん。
そのままの形で入っているね!
しかしこんなものも・・・。
右上のものは、人間が作り出したビニール・・・。
私たちが見えないところで海に沈んで、
ミズウオが食べてしまったみたい・・・。
ミズウオの研究は昔から行われていて
1964年から1983年までは解剖したミズウオの内62.2%に人間が作り出したごみが、
2001年から2019年は71.9%にごみが入っていたんだって。
最近の方が出てくる確率が上がっちゃってるね。
全ての生物の源である海は、私たちにたくさんの恵を分けてくれているのに
私たちは汚してばかりでとってもさみしい気持ちになっちゃった。
これからは海に感謝して
人間がいてもきれいな海を守れるように活動していかないとね!