レポート
2024.08.16

キッズサマースクール2024しずまえの今と未来の調査隊~由比の定置網漁と三保サーモン~①

みなさんこんにちは!

7月30日から8月1日にかけて、2泊3日の行程で
「キッズサマースクール2024 しずまえの今と未来の調査隊~由比の定置網漁と三保サーモン~」を
開催しました。
今回は静岡市の由比・三保地区を舞台に、県内全域から選ばれた小学5,6年生20名が調査隊として参加!
静岡市が全国に誇るしずまえ、しずまえ鮮魚について学習し、しずまえの今と未来について考えました。
さらに!今回も調査隊長として、今をときめくお笑い芸人、スパイシーガーリックのお2人にもご参加いただきました。

早速、イベントの中身に行きましょう!
イベントのスタートは清水マリンターミナルに向かいます。
まず、参加者、スタッフの自己紹介を行い、緊張をほぐすため簡単なゲームをしました。
その名も「自分は何の魚かな?名前当てゲーム!」

内容は各自に配られたカードに魚の名前が書かれており、自分のカードに書かれた名前を質問を繰り返して当てるといったものです。短時間でしたが非常に盛り上がりました。

緊張もほぐれたところで、学習に移っていきます。
ここでは、地元の海「駿河湾」の特徴(海流、構造、深さ、地形、生物など)を理解・学習しました。
駿河湾は日本一の深さを誇り、2500種を超える豊富な魚種に恵まれているなど魅力満載です。駿河湾の展示施設を訪れ、模型をもとに視覚的にも理解しやすい学習環境の下で、東海大学海洋学部の学生たちを講師に迎え、お話を伺います。隊員たちは、これから学ぶ地元の海についての説明に熱心に耳を傾けていました。

次に、しずまえとしずまえ鮮魚について学びました。静岡市水産振興課から講師として3名お越しいただき、しずまえを全国にPRするための取り組みや、これから目指していくものについて子どもたちにわかりやすく丁寧に説明いただきました。
しずまえとは静岡市の海沿いの地域のことをいい、静岡市の3港(由比・清水・用宗)で獲れる魚介類を「しずまえ鮮魚」と命名しています。
しずまえの魚介類には、全国的に有名なしらすや桜えびの他、真鯛やさば、あじ、カマスなど季節によって様々な魚がいます。全国的な知名度はまだまだですが、今後広がっていくことを期待したいです。
さて、しずまえ鮮魚は港で獲れる魚と説明しましたが、最近は陸上養殖の魚たちも認定されています。それは、今後イベントの中で学習する「三保サーモン」「三保松さば」です。
このように様々な魚がしずまえ鮮魚として認定されており、また様々なPR活動を行っているということが学習できました。

午前中の学習はここまで!
続いては待ちに待った昼食です。昼食はしずまえ鮮魚海鮮丼を食べました!
お邪魔したのは清水ドリームプラザの1階にある「海と太陽」さんです。
このお店はしずまえ鮮魚取扱店として認定されており、しずまえ鮮魚をふんだんに使った海鮮丼が看板メニューです!隊員たちはしずまえ鮮魚を口いっぱいに頬張り、美味しそうに食べていました。

空腹も満たされ、午後の学習です。
午後はしずまえ鮮魚に認定されている、「三保サーモン」を養殖している、「三保地下海水養殖センター」に伺いました。
ここでは、地下30m程の穴を掘り、そこから地下海水を汲み上げて養殖を行っています。地下海水とは井戸水のように地下にしみ込んだ海水のことで、地層でろ過されておりとてもきれいな水になっています。そして、この水には酸素がほぼ含まれておらず寄生虫が生息していません。このことから、魚を育てるのに非常に適しています。さらに、ここ三保の地下海水は1年を通して水温が安定しておりこの点も魚にとって良い環境の一つだそうです。ただ、酸素が含まれていないと魚が呼吸できません。そこで、ナノバブルノズルという機械を使い酸素を入れているそうです。

なかなか現場を見ることが出来ない養殖場の見学や陸上養殖についての説明を隊員たちはメモを取りながら興味津々といった様子で見聞きしていました。最後に魚を実際に締める作業を見せていただきました。目の前で魚が絶命する様子をみて様々な思いがあったと思います。
命をいただくことの意味など食育の観点からも深い学習になったのではないでしょうか。

この後、宿泊先に移動し1日目のまとめを行いました!

1日目のレポートは以上で終了です。
次回は2日目のレポートです!お楽しみに!

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