レポート
2024.08.22

キッズサマースクール2024しずまえの今と未来の調査隊~由比の定置網漁と三保サーモン~②

みなさんこんにちは!
前回に引き続き、「キッズサマースクール」の模様をレポートしていきます。
今回は2日目の内容です!

2日目は、まだ目も覚めやらぬ早朝6時15分に由比漁港に集合、漁に出ていた船が帰ってくるのを待ち、迫力ある水揚げと競りを見学しました。
この日は約3トンの水揚げがあり、次々に揚がってくる魚たちを目の前にして隊員たちの眠気はどこかに行ったようでした。水揚げされた魚はその場で素早く選別され競りにかけられます。選別された魚たちについて漁師の方から名前や特徴などの説明を受けました。知っている魚、知らない魚、大小様々な魚をみて非常に楽しく学習していました。この日は、タイ、アジ、カマス、シイラ、太刀魚、ソウダガツオ、カタボシイワシなどの水揚げが見られました。

続いて、漁港の2階に移動し「由比港周辺の環境変化について」のお話を静岡県水産・海洋技術研究所の方と海を職場とされている漁師の方から伺いました。話を聞く直前に定置網漁の水揚げでたくさんの魚を見たことや静岡県は桜えびがたくさん獲れているイメージを持っていたので、年々漁獲量が減少していることや南方の魚が獲れるようになってきていることなど今まで知らなかったこともあり、隊員たちは驚いていました。また、未利用魚とよばれる市場に出回らない魚への対策として、動物園のシロクマやペンギンの餌にしたり、時間をかけて処理をすることで美味しく食べたりといった工夫があることも学ぶことが出来ました。

次に訪れたのは、由比漁港の近くにある老舗の蒲鉾工場「さすぼし蒲鉾株式会社」さんです。
ここ、さすぼし蒲鉾さんでは地元由比で水揚げされたしずまえ鮮魚を積極的に取り入れ、伝統的な工法で静岡のソウルフードである「黒はんぺん」を作っています。
工場長から黒はんぺんが出来るまでの工程を1から丁寧に説明していただきました。そして、実際に加工場の中に入らせていただき、目の前で黒はんぺんが出来上がるまでを見学しました。普段何気なく食べている黒はんぺんが、素材から完成するまでを見ることができ、楽しい学習となりました。

昼食をはさんで、午後は直前に見学した、黒はんぺんの販売用パッケージデザインに挑戦です。
今回、さすぼし蒲鉾さんのご協力のもと、キッズサマースクールで作成したパッケージデザインを使った黒はんぺんが販売されることになりました。
実際に販売されるということもあり、工場で見聞きしたことを必死に思い出しながら、班の仲間と意見を出し合いデザインをしました。見た目の色や、イラスト、どうしたら買ってもらえるかを考え、4つの班から4者4様のデザインが出来上がりました。限定パッケージで販売されるのが楽しみですね!

2日目の夜は、まとめを行った後に、参加している子ども、そしてスタッフも楽しみにしていた、スパイシーガーリックさんによるキッズサマースクール特別漫才を披露していただきました。
1日目、2日目とこれまで学んできた内容だけを使って即興で作っていただいた漫才です。即興とは思えないほど完成度が高く、抱腹絶倒の漫才LIVEでした。

大笑いした後は、最終日に備えてしっかり睡眠をとりました。

さて、次回はついに最終日!
隊員たちおまちかねのマリンアクティビティ「SUP」にチャレンジ!
さらに、これまでの学習をまとめるポスター制作です。

次回のレポートもお楽しみに!

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