みなさんこんにちは!
早いもので2024年も残すところ数日となりました。
新年を迎える準備は進んでいますでしょうか?
さて、年末年始は魚介類を食べる機会が増える方も多いのではないでしょうか?
親戚の集まりなどでお寿司が出たり、年越し料理に魚があったり、おせちに魚が入っていたりなどなど。
そんな年越しの魚料理には「年取り魚」と呼ばれ、地域によって大晦日に食べる魚が様々あります。
今回はそんな「年取り魚」について少し解説したいと思います。
ちなみに、「としとりざかな」と読むようです。
昔から日本では、魚は神事や祭事の供物として欠かせない縁起物です。
縁起物である魚を新年を迎える年越しの際にも食べようということで、年取り魚の風習が始まりました。
かつての日本では、海から離れた地域では魚を食べることが出来るのは正月くらいのものであったといわれています。
年取り魚と呼ばれる魚は先述のように、地域によって違います。
ここでは大きく東西の違いについてお伝えいたします。
東日本では年取り魚は「サケ」が多く用いられます。
これは「栄える」という言葉に通じることで縁起を担いでいます。
一方、西日本では「ブリ」が多く用いられます。
これはブリが成長に合わせて名前が変わる「出世魚」であることからきています。
いずれも縁起物として有名ですね。
ちなみに、この東と西の分かれ目は糸魚川静岡構造線という線で分かれているようです。
さて、今回は「年取り魚」について少しだけご紹介させていただきました。
みなさんの地域ではどのような魚を食べているでしょうか?