強い海への探究心を持つ小学校4年生から中学校3年生までの子どもたち「海のキッズサポーター」。
今回は、静岡県・裾野市に暮らす小学5年生を紹介します。
週末はよくご家族と海や水族館にお出かけする颯星くん。
夏には、伊豆・下田の海岸で行われたごみ拾い活動や、
海と日本プロジェクトin静岡県で開催した
「キッズサマースクール〜マグロ探究隊〜」のイベントなどにも参加。
そして先日、「ミズウオの解剖教室」を終えて、
改めて海や海の生き物が大好きな颯星くんに海への想いをインタビューしました。
深海からの使者 ミズウオの胃の中には 海岸に出て
ミズウオ なにがはいっていたかな? 漂着物や海洋ごみを調査!
【ミズウオから見る海洋ごみ問題の現状】
11月20日、東海大学海洋科学博物館にて「ミズウオの解剖教室」を開催しました。
颯星くんは、ミズウオを一度生で見てみたい、そして内臓の状態や何を食べているのか知りたかったからと
この日ご家族でイベントに参加してくれました。
学芸員の手塚さんからは、海洋環境の変化に警鐘を鳴らすミズウオを通して、
私たち人間の生活と海の環境には深いつながりがあることを教えていただきました。
颯星くんがイベントの中でも特に印象的だったのは、実際に海岸に出て海の漂着物を調査したこと。
今回解剖されたミズウオの胃の中からは、ごみは出てきませんでしたが、海岸には大量のごみが・・・
置き去りにされてしまったごみが雨や風によって海に流れ出てしまうと、
あっという間に海の底まで沈み拾うことが困難になってしまうことはとても深刻な問題です。
この日颯星くんは、目に見えるところに落ちているごみは
ひとつでも多く拾いたいと時間の限り熱心に拾っていました。
【将来の夢】
「僕は大人になったら、海洋生物学者になりたいです!」
初めて会ったときに目をきらきらと輝かせながら話してくれました。
颯星くんは、本や経験から学んだ自分の知識を学校のみんなにも伝えて、
海や魚のことを知ってもらい環境を良くしていきたいと、
“おさかな先生”になり海の魅力を伝えているようです。
さらに、自分の夢に向かって、オリジナルの自分図鑑をつくり、
売られている図鑑にはまだ掲載されていない新たに発見されニュースになった新種の生き物をまとめるなど、
日々熱心に生き物の研究をしています。
颯星くんの素敵な夢、応援しています!
海のキッズサポーター